2017年3月18日
シンガポールSV 学生参加者からの報告3
アニメ、マンガ
シンガポールSV 学生参加者からの報告3
シンガポールSVで学んだこと—シンガポールでのコスプレ— 小島海結 シンガポールでも日本のオタク文化はかなり浸透していました。秋葉原に存在するようなアニメや漫画のフィギュアが購入できるショップがあったり、大きな書店では中国語や英語に翻訳された日本の漫画が置いてあったりするなど、様々な場所で日本のオタク文化を楽しむ人々の様子も垣間見ることができました。 滞在中に知り合った人々の中にはコスプレイヤーもいました。シンガポールでは男性同性愛を禁止しているなど、性に関して厳しい国という印象が強いですが、異性装を楽しむコスプレイヤーは多いようです。異性装を主に行っている男性に話を聞いてみると、男性異性装者限定のイベントも開催されているとのことでした。しかし、異性装は公に認められているものでもないらしく、かなりグレーゾーンだという話でした。 シンガポールSVの最終日間近にはODEXというアニメ配給会社によるイベントが開催されていました。そのイベントの1日目にコスプレ参加者への特典があったらしく、コスプレイヤの姿ーをちらほら見かけ、交流することも ...
2017年3月08日
SVシンガポール 学生参加者からの報告2
イベント
SVシンガポール 学生参加者からの報告2
「シンガポールSVで学んだこと-“アジア”イメージの変化-」加茂紗智子  私がシンガポールに行ったことで気づいた一番のことは、自分の中の“アジア”の国々に対するイメージが間違っていたということである。私はそれまでアジアの国々は日本を除けばどこもまだまだ発展途上で、言い方は悪いかもしれないが、汚かったりするものだというイメージが正直あった。なのでアジアに興味を持ってなかったし、そこまで楽しめるものでもないかと思っていた。だが、実際に行ってみてみるとどうであろう。街並みはカラフルな家が並んでいたりしてかわいいし、建物や町中にあるオブジェやバスなどもアーティスティックで見ていて楽しい。道路も車がそこまで多いわけでもないし、ゴミも落ちてはいるが日本の都心部よりもきれいである。地下鉄もエスカレーターで降り立ったすぐに案内板があるので、どちら側に並べば良いのか悩まずにすむ。観光客として非常にわかりやすく、観光がしやすい土地であるなと感じた。さらに実際に大学の講義を受けてみると、生徒が各自パソコンを持ち込みそれを使って質問などのやり取りをする、デジタル式の最先端とでも言うべき授業が ...
2017年3月06日
SVシンガポール 学生参加者からの報告1
イベント
SVシンガポール 学生参加者からの報告1
シンガポールSVで学んだこと ~シンガポールにおける日本ポピュラー文化の受容~ 人間文化課程 須川ゼミ4年 岡田素直 私は、シンガポールSVを通じて、アニメ等の日本文化がシンガポールでいかに受容・消費されているか学びました。 シンガポールは、日中米の文化が入り混じる独自の文化を持つ国です。中国思想の影響を受けつつ、アメリカンコミックやそのグッズが商店に並び、日本のアニメグッズを扱う専門店もシンガポール市内に複数存在します。 私達はシンガポール国立大学やSingapore Institute of Managementの日本アニメ・漫画愛好する学生と交流する機会を持ち、実際の彼らのオタク活動について質問した他、街のオタクショップに関する情報も得ました。彼らによれば、テレビで日本のアニメが普通に放映されている事や、インターネットで見られるファンサブ(ファンによって字幕をつけられたアニメ動画)の拡大によって、シンガポールにおいても日本の漫画・アニメ文化は広く普及しているとの事でした。私達の滞在期間中にも、現地の映像配給会社主催で日本のアニメ映画を上映 ...
2017年3月05日
ショートビジット(SV)プログラムinシンガポール
アニメ、マンガ
ショートビジット(SV)プログラムinシンガポール
ぽぷすた有志で、シンガポールに行ってきました。横浜国立大学のグローバルスタディーズ・プログラムのショートビジット(SV;海外に10日以上滞在し、現地の大学で学んだり、現地の社会を実際に調査するなど)でのスタディーツアーです。JASSOからの奨学金も得ていて、学生にとっては、とてもいい短期留学的ツアーです。 今回お邪魔したのは、シンガポール国立大学(NUS)、シンガポール経営大学(SIM)、ラ・サール芸術大学でした。 (1)NUS National University of Singaporeシンガポール国立大学 日本学部准教授のデボラ・シャムーン先生のお世話になり、午前中は「アニメ・マンガサークル (Anime and Comics Club)」やデボラ先生のクラスのアニメファンなどが集い、ざっくばらんな情報交換をしました。英語で話すのに慣れていないぽぷすた学生たち。でも、慣れていないながらも、徐々に好きなアニメや漫画の話で盛り上がり、その後はランチを一緒にとって、すっかり友達になっていたようです。 午後は、デボラ先生の授業にお ...
2017年2月11日
第3回2.5次元文化シンポジウム〜キャラクターソングをめぐって〜を終えて
アニメ、マンガ
第3回2.5次元文化シンポジウム〜キャラクターソングをめぐって〜を終えて
第3回2.5次元文化シンポジウム〜キャラクターソングをめぐって〜は、2017年1月31日(月)17:30〜19:30の2時間という短い時間の中、盛況のうちに終わりました。まず、(株)ランティスの社長である井上俊次先生が、「アニソンビジネス」と題して、ランティスさんが手がけているアニソン、キャラソンについて概観し、そのビジネス展開をわかりやすくご説明くださいました。特に、今回のテーマである、キャラクターソングと2.5次元文化の関係のところで、「黒子のバスケ」のキャラソン展開に、アニメの中の関係性が、キャラソンに持ち込まれる例(黒子と火神、緑間と高尾など)で、ファンたちが関係性や二人の心情を歌にする、という点が紹介され、非常に意識的に演出されている様子がわかりました。(提案するのは、若い社員らしいです)。 特に、ランティスさんは、声優を歌手として器用する際に、アニメの世界観をあえて背負わせるような戦略をしたところが、特徴的なので、そのあたりの意図が気になっていましたが、最初から狙ったわけではないこともわかりました。 井上先生のお話を受けて、私が「キャラソ ...
須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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