本日はいよいよ第5回2.5次元文化を考える公開シンポジウムです。テーマはVチューバ―。物理的に存在するリアルな身体を持ちながら、虚構のアバターを装うことの意味。リアルなのに「虚構的身体性」をもつことで、心理的に楽になる事もある。いったいなぜなんだろう?2.5次元の可能性とは?
そうした問題群をいろいろと提示していただき、議論をしていきます。中垣先生と川村先生が、『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイというアニメのアイドルを実際のアイドル飯島真理の関係に、Vチューバ―のプロトタイプを見、メディアの発達とともに生まれてきたバーチャルアイドルや、AIのキャラクターなど、歴史をたどりながらお話してくださいます!
(*お詫びー小林翔先生は、インフルエンザのため、残念ながらご登壇できなくなりました。)
第5回2.5次元文化を考える公開シンポジウム〜バーチャルな身体のリアルーVチューバーが語りかけるもの〜が、今週土曜日2月23日に迫りました。
制作者の側から、株式会社ファボの奥野翔太さんが、Vtuberがどのように作られているのか、演出は?脚本は?キャラクタービジネスとしてのVtuberって?、など色々な問いにお答えいただけると思います。
そして、専修大学の中垣恒太郎さんは、ZONVOX株式会社のサウンドディレクター川村丈志さんとメディア研究者小林翔さんとともに、メディア文化史をたどりながら、Vtuberの社会文化的な意味や、AIやVtuberという、虚構の身体が、私たちの生活、セクシュアリティ、アイデンティティ、心の問題などにどう影響を与えているのか、いくのか、など、様々なトピックを提供くださいます。
今年度も、2.5次元文化を考えるシンポジウムを開催します。テーマは、ヴァーチャル・ユーチューバー。リアルな身体をもちながら、虚構のイメージを使ってYoutubeで活躍するVtuberたち。キズナアイさんをはじめ、無数のVチューバーが続々と登場しています。あえて2次元の虚構をつかう、3次元の身体。声や動作が2次元と3次元を行き来する、まさに2.5次元空間で繰り広げられるエンターテインメント。この2.5次元文化を、株式会社ファボの奥野氏と、アメリカ文学の他にもポピュラー文化に造詣の深い専修大学の中垣氏、(株)ZONVOXのサウンドディレクター川村氏、声優研究をされている小林氏をお迎えし、考えていきます。
学生の感想第2弾です。
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先日、池田理代子先生のインタビューを聴講しました。先生は名作『ベルサイユのばら』の創作から出発して、日本戦後日本の女性の社会進出の歴史をめぐって論じました。先生の見解を考えたうえで、いろいろな感想は生み出されました。
1 マリー・アントワネットの人物評価から見えるジェンダー規範の非対称性