2019年8月21日
東京新聞にコメントしました
お知らせ
東京新聞にコメントしました

2019年8月7日付け東京新聞に、長寿アニメにおける声優交代に関する記事にコメントを載せていただきました。

 キャラクターと声は、不可分に私たちの中のキャラクターイメージを作り上げています。有名な例では、ルパン三世の声を当てていた俳優山田康雄が亡くなった後、ルパンのものまねで有名だったコメディアンの栗田貫一が、まさに「ルパンの声」を引き継ぎました。しかし、人間には寿命があり、永遠に年を取らないキャラクターの声をずっと維持することは難しいです。

 長寿番組になると、その運命は過酷です。「ドラえもん」の声優陣交代劇は、かなりの話題をよびました。でも、視聴者は慣れてくると、同じような声の中の”違和感”はいつのまにか補完、補正してしまうものです。今回も「サザエさん」の声優交代に関するものでしたが、違和感はいつしか”味”になっていくもので ...

2019年8月14日
DiGRA(デジタルゲーム学会)に参加しました
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

2019年8月6日〜10日まで、DiGRA(デジタルゲーム学会)に参加しました。特に、6日のRayna Denison先生主催のワークショップ "Media Mix and Franchise Theory"で、日本人として日本のメディアミックス状況を、自分の研究の分野(2.5次元舞台)から考察、発表しました。目次では、なぜか私の所属がYokohama International Universityと書いてありますが、もちろんYokohama National Universityの間違いですね。internationalと書いてあるだけで、国際的に見えるのは私だけでしょうか(笑)ワークショップは、Henry Jenkinsのご挨拶ビデオから始まりました。レジェンドが、私たちのワークショップのためにビデオメッセージをくれるなんて、なんだか夢のようでした。

 とにかく、このワークショップは、メディアミックスとフランチャイズの差異や、 ...

2019年8月01日
8/5 日文研「メディア論、メディア表現とファン文化」ワークショップ
2.5次元ミュージカル・ライブシアター
8/5 日文研「メディア論、メディア表現とファン文化」ワークショップ

2019年8月5日(月)京都の国際日本文化研究センターにて、「メディア論、メディア表現とファン文化」ワークショップに登壇します。メディアミックスの重要な一画となっている、アニメ、漫画、ゲームの舞台化、いわゆる「2.5次元舞台」を始め、ここ数年の研究テーマである「2.5次元文化」について、ファン研究の動向も踏まえながらお話をする予定です。

 そのほかにも、メディア論、映画研究、メディアミックス論で有名なカナダ、コンコルディア大のマーク・スタインバーグ先生、彼のお弟子さんで、コンコルディア大のエド・ディ・アルバンさんのお話も興味深いです。私自身もお二人のご発表を楽しみにしています。

 関東から仕事の後に駆けつけるのですが、なるべく早く到着できるようにします。お近くの方は、ぜひおいでください。

2019年7月27日
第2回YGS-C学生フォーラム 終了しました。
アニメ、マンガ
第2回YGS-C学生フォーラム 終了しました。

第2回YGS-C学生フォーラムが7月25日に無事終了しました。

カナダのコンコルディア大学大学院映画学専攻の修士1年のコール・アーミテージさん、同じくヴィクトリア・バーントさんの発表を、都市イノベーション学府の都市文化系修士2年の李さんと山崎さんがコメントし、討論を行いました。

 まず、アーミテージさんの発表は、メル・チェンが提唱した「アニマシー」という概念を、アニメーション、ウェブコミックに応用するものです。アニマシーとは、知覚、可動性、生存性などを意味するものです。命を吹き込むというアニメートという言葉は、フルアニメーションで非人間の造形物(コマのつらなり)を重ねることに、西洋のアニメーションは使ってきましたが、実はそれは標準化されたヘゲモニックなものであり、私たちは、静止画の並置の「溝」をうめることで、非人間の事物をアニメ ...

2019年7月12日
【お知らせ】産経新聞にコメントが掲載されました
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

産経新聞7月3日夕刊の記事「アニメ原作がクール 「2.5次元」専用劇場神戸に」に、コメントが掲載されました。(Web記事があったのですが、期限切れで今は読めません)

 渋谷のAiiA2.5劇場が2018年12月に閉鎖され、専用劇場が待望されましたが、新神戸駅直結でオープンしたのが、アイアシアターAiiA2.5Theater Kobeです。

 すでに舞台「刀剣乱舞」が上演され、いよいよ2.5次元の聖地が神戸に生まれそうです。もともとあった劇場を2.5次元専用にした点では、渋谷と変わりなく、2.5次元専用にするからといって、特に舞台を特殊にしたというわけではないとのこと。けれども、新聞記事でコメントした通り、新幹線でのアクセスが抜群によくなることで、都内で ...

須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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