9月、ぽぷすた有志で「ミュージカル美少女戦士セーラームーン〜Un Nouveau Voyage〜」を鑑賞してきました。渋谷AiiAシアターは、すっかり2.5次元ミュージカル、ライブシアターの聖地として定着した感じです。
「ミュージカル美少女戦士セーラームーン〜Un Nouveau Voyage〜」が、他の2.5次元ミュージカルと少し異なるのは、キャストがすべて女性が演じていること。そして、タクシード仮面やこの回に初登場するセーラーウラヌス、セーラーネプチューンなども元宝塚女優さんで、ミュージカル女優と、普通の舞台女優、そしてこのセラミュでデビューした女優さんたちが混合していることでしょう。
もちろん、宝塚と2.5次元ミュージカルは様式が異なっているのですが、その舞台内のハイブリッド性はおもしろい均衡を生み出しています。2.5次元で特徴的なのは、1つは、アニメ・漫画のキャラが、現実に動いているような感覚を得られることです。それは、アニメの声に似せたり、ビジュアルを似せたり、仕草をアニメのものに近づけたり、と様々ですが、宝塚は宝塚様式という独自のキャラ作りや発声がなされます。それが、2.5次元に入らないのか、という問いは当然ありますが、ここではその舞台上の効果が異なってくるのと、観客層が異なってくることを指摘するのにとどめます。
とにかく、テニミュと同じく観客は女性が多いのですが、客層が、他の2.5次元ミュージカルと異なり、年齢層がさまざまです。タクシード仮面役の大和悠河さんファンがアリーナ席中央におり、その他のセーラー戦士ファン(アニメ、漫画)がおり(その中には中年男性も多かったです)、そして俳優さんファンがいる、という状態。
こうして、異種ファンが「セーラームーン」というコンテンツを共有することで、一つの場に集まってくるのも、新しい2.5次元の魅力であります。
すでに東京公演は終わっていますが、セーラー10戦士が舞台上に現れたときは、圧巻です。続編も期待大です。
We went to see Musical Sailor Moon 〜Un Nouveau Voyage〜 in AiiA 2.5D Theater in Shibuya. This musical differs from other 2.5-D musicals in the fact that all casts are female. Furthermore,Tuxedo Mask and Sailor Uranus and Sailor Neptune are casted by ex-Takarazuka actresses.
One of the characteristics of 2.5D theaters is the visual and vocal closeness of the characters to the ones in Anime. Takarazuka Theatrical Troop has their own style, so it allows this musical to look different from other conventional 2.5D musicals.
One of the obvious examples is demographics of audiences. Like in the case of Musical Prince of Tennis, the majority is female audience. However, in Musical Sailor Moon, some are from Takarazuka, some are anime fans, and some are fans of each actress. This hybridity is quite interesting because it shows a unique convergence among fans in different communities.
It is still unknown that the next series is to come or not. But it’s highly expected.