ぽぷゼミ(ポピュラー文化研究ゼミ)の第一期生が、無事卒業しました。彼・彼女たちとは、2年生からの付き合いですが、最初から課題に真面目に取り組む姿勢は素晴らしく、どんな成長をするのだろうかと思っていました。期待以上に、素晴らしい人格、品格、性格をもって、卒業していきました。印象深いのは、自主的に「魔法少女まどか⭐️マギカ」をパロディにした2.5次元舞台「魔法少女まじか⭐️ヤルカ」を企画、上演したことです。人間文化課程廃止が発表されるなか、人間文化祭というオープンキャンパスと同時に開催された祭りで、見事観客を魅了しました。その様子はまだyoutubeで見ることができます。(リンク)
教員の指示がなくても、自主的に何かを始め、助け合い、時には失敗しながら、最後まで諦めずにやり遂げる。こうしたことは、どれだけの大学生が経験しているでしょうか。彼、彼女らの経験は、人生の糧となるでしょうし、必ず後輩への良いメッセージになると思います。
そして、先輩のいない中、就活が終わってすぐに卒業論文に取り組んだ学生たち。2年生の頃から研究していたそれぞれの課題を、文献だけでなく、実地調査をして、真面目に取り組んでいました。内容はどれも素晴らしいものです。ここにはタイトルだけリストしておきます。
岡田素直「若い女性オタクのポピュラー文化消費」
岡本美緒「2.5次元舞台の定義―ミュージカル『テニスの王子様』と宝塚『ベルサイユのばら』の比較」
加茂紗智子「漫画を実写化した映画の捉え方〜キャラクター受容の違い〜」
宮前もなみ「コンセプトカフェから見る世界観消費——ファンシー系の場合」
矢澤奈弥「現代における音楽を楽しむ『場』——ポップス・ロックライブの盛況を例に」
それぞれが真剣に課題に取り組み、一人で調査し、分析した成果です。本当にみんな頑張りました。
あらためて、ぽぷゼミのみんな、卒業おめでとう!