2023年12月10日
[観劇報告] 舞台『鬼滅の刃』其の肆「遊郭潜入」1
2.5次元ミュージカル・ライブシアター
[観劇報告] 舞台『鬼滅の刃』其の肆「遊郭潜入」1

スタジオ(プレゼミ)の学生たちと、舞台『鬼滅の刃』其の肆 「遊郭潜入」を鑑賞しました。無印から其の参「無限夢列車」まで主役竈門炭治郎をつとめていた小林亮太さんから、阪本奨悟さんに変わったこの舞台「遊郭潜入」編は、スケールの大きい戦闘が繰り広げられる、原作でもアニメでも人気のある物語。それがどう表現されるのかと思っていましたが、もう劇場に入るといきなり遊郭の中!(写真参照)。開演5分前まで写真OKとのことで、セットの写真を撮っていたら、お客さんたちがわんさかあらわれ、開演前からわたしたち観客も遊郭の賑わいの中にいつの間にか入っていました。

 コメディー風の前半部、死闘を繰り広げるシリアスな後半部、そして妓夫太郎と堕姫(うめ)の回想シーンなど、見どころが次々とやってきて、あっという間の2時間強。「何度生まれ変わっても・・」のシーンが、原作 ...

2023年7月17日
[観劇レポート] 舞台『マッシュルーMASHLEー』③
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

学生からの感想、第3弾です。

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(大学院2年 Hさん) 

 現実には存在しない魔法や、現実ではありえないほどの馬鹿力を舞台上で表現する。突拍子もないフィクションの設定を「舞台」という3次元の世界に召喚した時に、どうなってしまうのだろうか。人生初の2.5次元舞台観賞、私はそんなワクワク・ソワソワした気持ちで会場に足を運びました。

 開演。煌びやかな舞台セットを背景に、魔法学校の生徒たちによる歌とダンスで一気にミュージカルの世界に引き込まれました。これは「舞台」。目の前で歌を歌いダンスを踊っているのは間違いなく生身の人間なのに、「『マッシュル』のみんなが動いている!」と感じたのがとても不思議な感覚でした。

 「こんなのあり!?」と最初に心を掴まれたのは、主人公マッシュとその父親に ...

2023年7月16日
[観劇レポート]舞台『マッシュルーMASHLEー』②
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

学生さんのレポートその2です。

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(学部3年  Mさん)

 2020年の連載開始から今年4月のTVアニメに続き、7月に舞台化した『マッシュル-MASHLE-』観劇させていただきました。『マッシュル』は、お気に入りの作品で、アニメや漫画も楽しく見ていました。迫力ある魔法とマッシュの筋肉や超常的なパワー、濃いキャラクター達のギャグといった見どころを持った最高に面白い作品です。それらの魅力をどのように舞台で表現するのかと考えながら舞台の開幕を待ちました。

 いざ、舞台が始まると、作品世界に引き込まれていきました。魔法は、プロジェクションマッピングや照明、大掛かりな舞台装置などで表現し、マッシュの筋肉によるパワーは、マッスルズによるダンスや動きなどでも表現されており、マッシュル ...

2023年7月13日
[観劇レポート] 舞台「マッシュル-MASHLE-」①
2.5次元ミュージカル・ライブシアター
[観劇レポート] 舞台「マッシュル-MASHLE-」①

ゼミの学生たちと、舞台「マッシュル-MACHLE-」を観劇しました。マンガ原作、アニメ両方、とても人気のある作品で、しかも魔法+超人的戦闘が特徴的な内容をどう舞台化するのか、非常に楽しみでした。

【ここからネタバレがあります。ご注意ください】

基本学園ものなので、主人公マッシェル他魔法学校の学生たちのドタバタ劇と戦闘などで迫力満点。予想以上に面白かったのは、校長(キャスト:岡幸二郎さん)やマッシュの父親(キャスト:ウチクリ内倉さん)の歌唱力がすばらしく、それが魔力や人生経験の差を表しているようで、さすがでした。またマッスルズ(マッシュの筋肉)のダンスも最高。マッスルズは、遠目にみるとシュークリームに見えるのも、カワイイ演出でした。終盤に出てくる佐々木喜英さん演じるレイン・エイムズ(フィンの兄さん)も素敵で、第2期の舞台もぜひ観てみた ...

2023年6月09日
[舞台鑑賞] アグレッシブダンスステージDEAR BOYS
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

池袋のシアターミクサで上演中の「アグレッシブダンスステージ『DEAR BOYS』」を鑑賞。原作は、八神ひろきの同名マンガ(1989〜97)で、2003年にはアニメ化もされているバスケットボールを題材にした人気作品。実は2007年にミュージカル化されていて、2.5次元舞台の代表ともいえる『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』2003年〜)と同時期に上演されていた、スポーツマンガ・アニメ原作舞台なのだ。2007年の舞台は実際に見に行けなかったけれど、実際のバスケットボールを使った舞台だったと聞いていて、今回の舞台はどうなるんだろう、と期待が高まる。

 球技を扱ったマンガ・アニメ作品の舞台化は、古くは『巨人の星』などがあるが、最も難しいのが球の扱いだろう。実際、『巨人の星』の舞台では、野球の球の演出がかなり難しかったという。そうした困難を乗り越えて、球を光のピンスポットで表現して成功 ...

須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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