2019年8月5日(月)京都の国際日本文化研究センターにて、「メディア論、メディア表現とファン文化」ワークショップに登壇します。メディアミックスの重要な一画となっている、アニメ、漫画、ゲームの舞台化、いわゆる「2.5次元舞台」を始め、ここ数年の研究テーマである「2.5次元文化」について、ファン研究の動向も踏まえながらお話をする予定です。
そのほかにも、メディア論、映画研究、メディアミックス論で有名なカナダ、コンコルディア大のマーク・スタインバーグ先生、彼のお弟子さんで、コンコルディア大のエド・ディ・アルバンさんのお話も興味深いです。私自身もお二人のご発表を楽しみにしています。
関東から仕事の後に駆けつけるのですが、なるべく早く到着できるようにします。お近くの方は、ぜひおいでください。
第2回YGS-C学生フォーラムが7月25日に無事終了しました。
カナダのコンコルディア大学大学院映画学専攻の修士1年のコール・アーミテージさん、同じくヴィクトリア・バーントさんの発表を、都市イノベーション学府の都市文化系修士2年の李さんと山崎さんがコメントし、討論を行いました。
まず、アーミテージさんの発表は、メル・チェンが提唱した「アニマシー」という概念を、アニメーション、ウェブコミックに応用するものです。アニマシーとは、知覚、可動性、生存性などを意味するものです。命を吹き込むというアニメートという言葉は、フルアニメーションで非人間の造形物(コマのつらなり)を重ねることに、西洋のアニメーションは使ってきましたが、実はそれは標準化されたヘゲモニックなものであり、私たちは、静止画の並置の「溝」をうめることで、非人間の事物をアニメ ...
横浜国立大学都市イノベーション研究院建築都市文化系・Y-GSCコースでは、第2回となる、学生フォーラムを開催します。詳しくはこちら。
7月25日(木)横浜国立大学 7号館
第2回Y-GSC学生フォーラム
メディアミックスとフランチャイズーー北米と日本のポピュラー文化産業を中心に
◆開催日程
7月25日 14:40~16:10
◆場所
教育学部 ...
第5回2.5次元文化を考える公開シンポジウム〜バーチャルな身体のリアルーVチューバーが語りかけるもの〜が、今週土曜日2月23日に迫りました。
制作者の側から、株式会社ファボの奥野翔太さんが、Vtuberがどのように作られているのか、演出は?脚本は?キャラクタービジネスとしてのVtuberって?、など色々な問いにお答えいただけると思います。
そして、専修大学の中垣恒太郎さんは、ZONVOX株式会社のサウンドディレクター川村丈志さんとメディア研究者小林翔さんとともに、メディア文化史をたどりながら、Vtuberの社会文化的な意味や、AIやVtuberという、虚構の身体が、私たちの生活、セクシュアリティ、アイデンティティ、心の問題などにどう影響を与えているのか、いくのか、など、様々なトピックを提供くださいます。
今年度も、2.5次元文化を考えるシンポジウムを開催します。テーマは、ヴァーチャル・ユーチューバー。リアルな身体をもちながら、虚構のイメージを使ってYoutubeで活躍するVtuberたち。キズナアイさんをはじめ、無数のVチューバーが続々と登場しています。あえて2次元の虚構をつかう、3次元の身体。声や動作が2次元と3次元を行き来する、まさに2.5次元空間で繰り広げられるエンターテインメント。この2.5次元文化を、株式会社ファボの奥野氏と、アメリカ文学の他にもポピュラー文化に造詣の深い専修大学の中垣氏、(株)ZONVOXのサウンドディレクター川村氏、声優研究をされている小林氏をお迎えし、考えていきます。