2023年7月16日
[観劇レポート]舞台『マッシュルーMASHLEー』②
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

学生さんのレポートその2です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

(学部3年  Mさん)

 2020年の連載開始から今年4月のTVアニメに続き、7月に舞台化した『マッシュル-MASHLE-』観劇させていただきました。『マッシュル』は、お気に入りの作品で、アニメや漫画も楽しく見ていました。迫力ある魔法とマッシュの筋肉や超常的なパワー、濃いキャラクター達のギャグといった見どころを持った最高に面白い作品です。それらの魅力をどのように舞台で表現するのかと考えながら舞台の開幕を待ちました。

 いざ、舞台が始まると、作品世界に引き込まれていきました。魔法は、プロジェクションマッピングや照明、大掛かりな舞台装置などで表現し、マッシュの筋肉によるパワーは、マッスルズによるダンスや動きなどでも表現されており、マッシュルの世界観がきれいに再現されており、面白かったです。さらに、作品での濃いキャラクター達が織りなすギャグとともに、舞台オリジナルのネタも織り交ぜられていました。個人的には、マッシュの養父であるレグロ・バーンデッドと魔法警察のブラッド・コールマンとの掛け合いが最高でした。世界観を壊すことなく、舞台特有の面白さも詰め込まれ、マンガやアニメを見た人も作品をより一層楽しめる舞台だと感じました。

 他にも、各キャラクター達が披露する歌は、この舞台を代表する一つの魅力で、魔法が絶対の世界を歌で表したり、キャラクター達の内面、感情を歌にのせて伝えていました。歌を用いた展開はリズムよく、確実に理解でき、マッシュルの世界にどんどん入り込んでいきました。

 舞台の最後は、アニメのエンディング主題歌として話題になった「シュークリーム・ファンク」のダンスの時間もあり、最高に楽しかったです。キャストの方々が、私たち観客に向けてダンスのレクチャーもしてくださり、キャストの方々と共にダンスをすることができ、感動しました。作品の面白さを残しつつ、さらなる魅力を乗せた「マッシュル-MASHLE-THE STAGEでした。


須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
© ぽぷすた All Rights Reserved.
このHPに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。