2015年9月10日
ゼミ合宿 in 箱根
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2015年9月7日(月)、8日(火)箱根にてゼミ合宿を行いました。専修大学大学院米村ゼミとの合同開催です。

台風が近づく雨の中、箱根神社近くでお昼を食べ、箱根神社観光をして、宿舎へ。宿舎は温泉なので、さっそく順番に入り、皆温泉を堪能。4時半からさっそく課題図書である、マーク・スタインバーグ著『日本はなぜ<メディアミックス>する国なのか』(KADOKAWA, 2014)を1章づつ読破。

メディアミックスという言葉の複雑な経緯や、その後の変容。特に60年代の「鉄腕アトム」のリミティッド・アニメーションの手法からメディアミックス展開の成功を紐解くところは、みな関心していました。

食事の後、また7時半から再開。最後まで議論は尽きず、最終的に問いが投げかけられたのは、現在の状況にどれだけこの理論が当てはまるのか、ということでした。院生の方からは、「もはや世界観さえない」という指摘や、「初音ミク」の成功に、世界観や個性がなかったことなどが理由としてあげられ、それに関する討論で盛り上がりました。

普段、同じ学年の仲間としか討論しないので、横国学生にとっては随分と勉強になったと思います。こういう機会をさらに開いていって、できれば、今度は海外の学生との交流の場を持ちたいですね。

Our study camp collaborated with Miyuki Yonemura’s graduate seminar members of Senshu University carried out in Hakone. Although a typhoon was approaching, we enjoyed lunch near Hakone Shrine, visited the shrine. The seminar house has a Onsen-Spa. Everybody really enjoyed it. From 4:30, we read Marc Sternberg’s Media Mix in Japanese.

In discussions, students talked about a current phenomena of the absence of “sekai” (the world), such as in Tou-Love. Character-focused consumption has been more done among young fans. Our discussions were heated up after dinner.

My Popular Culture seminar’s students were stimulated thanks to the grad students of Senshu University. Thanks to them for a great opportunity!


須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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