2015年9月20日
3rdシーズン「ミュージカルテニスの王子様」対聖ルドルフ 鑑賞報告2
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

9月11日、「3rd ミュージカルテニスの王子様 青学vs聖ルドルフ」を観劇した。今回で私はテニミュ3度目の観劇となる。初めて見たのは去年の7月の2nd公演。今回と同じく、須川先生と同行させていただいた。初めて観る2.5次元ミュージカルは驚きの連続で、それからというもの、テニミュの魅力にとりつかれ、3rd公演が決まったときは踊り狂って喜んだのであった。

3rdの公演に関しては、今年の5月に「青学vs不動峰」を観劇している。4ヶ月ぶりとなる今回の観劇で感じたものは、やはりキャストの成長である。ファンがテニミュの魅力について口をそろえて言うのは「キャストの成長を見守る楽しさがある」ということだ。今回の観劇で私も改めてそれをひしひしと感じた。何ヵ月も同じ役を演じてきたキャストは、素人目から見てもはっきりとわかるくらいに歌もダンスもめきめきと上達しており、非常に感慨深いものがあるのだ。私たちファンは、まるで子の成長を見守る親のような気持ちになってしまう。キャストにとっては、歌やダンス等の技術だけではなく、役の演じ方、役との向き合い方、仲間との接し方、様々なことを何ヵ月もかけて学べる場。若手俳優の登竜門と言われるのも頷ける。

通常のミュージカルでは、これほど長い期間同じ役を演じることはそうそうない。キャストのキャラクターへの愛、ファンのキャストへの愛、スタッフの方々のあらゆるものへの愛…そういったものが長い期間を経てじっくりと熟成されていく。そんなたくさんの愛に溢れているのがテニミュなのである。それを再確認できた観劇であった。 (4年 加藤優美)


須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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