第5回 2.5次元文化を考える公開シンポジウム~「バーチャルな身体のリアルー Vチューバ―の語りかけるもの」が、2019年2月23日(土)YCCヨコハマ創造都市センター 3階イベントスペースにて無事終了しました。今回で5回目を迎える2.5次元文化シンポジウムですが、年々一般の方や企業の方の参加が増えていることを嬉しく思います。
まず株式会社ファボのCEO奥野翔太先生が「キャラクタービジネスとバーチャルYouTuber」が、制作者側の立場から、現場の様子や会社の方針などを話されました。アニメにおけるキャラクター中心の時代から、キャラクターそのものの時代へとシフトする現在、約7,000人いるとされるVチューバーたちに対し、35万人のユーザーがいるこの領域に、ビジネスチャンスと大きな可能性を見出しているとのこと。アニメのキャラクターなどと異なるのは、実在性による圧倒的親近感。確かに、アニメのキャラクターたちにメッセージを送ったとしても、 ...
今年度も、2.5次元文化を考えるシンポジウムを開催します。テーマは、ヴァーチャル・ユーチューバー。リアルな身体をもちながら、虚構のイメージを使ってYoutubeで活躍するVtuberたち。キズナアイさんをはじめ、無数のVチューバーが続々と登場しています。あえて2次元の虚構をつかう、3次元の身体。声や動作が2次元と3次元を行き来する、まさに2.5次元空間で繰り広げられるエンターテインメント。この2.5次元文化を、株式会社ファボの奥野氏と、アメリカ文学の他にもポピュラー文化に造詣の深い専修大学の中垣氏、(株)ZONVOXのサウンドディレクター川村氏、声優研究をされている小林氏をお迎えし、考えていきます。