2024年4月より、放送文化基金様から助成を受け、「日本のアニメ業界における女性制作者の労働・職位と作品の女性表象との関連性に関する研究」を開始いたします。プロジェクトメンバーは4名。
これまで筆者は、IMART2021で呼んでいただいた「アニメ業界 女性の働き方」や、第1回新潟国際アニメーション映画祭で呼んでいただいた「アニメーションと女性」に参加しました。その議論の中で、アニメーション作品に携わる女性の数や、そのうち意思決定権にどのくらい女性がいるのか、などこれまであまり調査されていなかったことを痛感しました。データがないと、印象論で語るしかなく、問題点がぼやけてしまうため、まずデータベースを作り、可視化することを目指そうと考えました。同時に、年代ごとに作品を数点ピックアップして、内容分析とスタッフの関係も調査する予定です。
更新が遅れましたが、第4回目が掲載されました。リンクはこちら。
全4回の連載が無事終了。面白かったというご意見も多数いただき、恐縮です。
実際取り上げられた作品は少ないのですが、何かを考えるきっかけにしていただけたら嬉しく思います。
日本経済新聞の水曜「スタディーズ」面で、「子供向けアニメの少女像」のシリーズ【全4回】が始まりました。第1回目は、1960年代。紙面の関係で、詳細説明が不十分ですが、ご笑覧下さい。記事はこちら。(会員登録すると読めるようです)
1月末に刊行される丸善出版の「ジェンダー事典」に、アニメーション、コンテンツツーリズムを寄稿させていただきました。これ一冊で、ジェンダーに関する基礎知識、参考文献等がわかる、入門にはとてもよい本だと思います。高価なので、図書館などにおススメ。