今回で学生たちの感想は最後になります。
都市科学部 2年 Eさん
今回の公演を見て、『ハリーポッター』の世界を深く味わうことができました。それは、公演に至るまでと公演中の丁寧な工夫からくるものだと感じました。
私たち、観客が公演に至るまでに辿る中には、さまざまな工夫がありました。赤坂駅からTBS赤坂ACTシアターへ向かう際には、ホグワーツの動く階段をイメージした42枚の肖像画が飾られた階段を通り、物語に大きく関わる巨大なタイムターナーのオブジェを見ることができる。劇場はもちろんのこと、劇場付近の建物も、『ハリー・ポッター』シリーズの魔法界一色になっていました。観客である私は、物語から飛び出てきたようなアイテムや街並みを見ることで、劇場に行くまでにも『ハリー・ポッター』の世界を体感し、没入する感覚を味わいました。劇場に入るまでにも、『ハリー・ポッター』の世界観を堪能でき、舞台への興奮も高まりました。
都市社会共生学科4年 Cさん
「ハリーポッターと呪いの子」で印象深かったのは魔法のリアリティを追求していた点である。私自身それほどハリーポッターシリーズの内容をそれほど詳しくは知らなかったため、登場人物や設定を追うのはやや難しかったが、不思議な魔法のシーンが沢山散りばめられていて、テンポ感が作り出されていたことで作品の持つ世界に入り込むことができ、最後まで楽しむことができた。
元々映画の中ではCGで完璧に作られていた魔法をどのように舞台で表現するのだろうと思っていたが、プロジェクションマッピングなどの技術を最低限に抑えて、あえてアナログな方法で魔法を表現していたことによって、魔法が非現実感とリアリティの両方をもって目の前に現れていたのが、とても面白い体験だった。タイムターナーで過去に移動するときの、時計が動きプロジェクションマッピングで空間全体が動いているように見える演出は迫力があり、また、魔法は杖の先に灯を灯すといった些細なものから戦闘シーンの大掛かりな魔 ...
先日、TBS赤坂ACTシアターで、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を、学生たちと鑑賞しました。以下、学生たちの感想です。(一部ネタバレがありますので、ご注意下さい)
■都市社会共生学科4年 Aさん
ハリーポッターシリーズは映画・小説共にかじった程度の知識しかありませんでしたが、今回の舞台ではハリーポッターの世界観や魔法のギミックに非常に心を惹かれ、楽しんで鑑賞することができました。本作では父と子の確執・アルバスとスコーピオスの友情・魔法界を揺るがす事件の3つの軸を基にストーリーが進んでいるように見受けられましたが、次々とシーンが展開されるのでそれぞれのエピソードがバランスよく交差しながら、最終的に大団円で物語が終わったのは後味がすっきりとしていて良かったです。物語を彩る小道具や大道具も一つ ...
『ジブリ・アニメーションの文化学』が七月社から発売されました。私は編集とコラム4本、あとがきを担当しています。宮崎駿監督、高畑勲監督の作品をさまざまな視点からひも解く学術書です。でも、一般の読者のかたに読みやすいように作りました。よろしければ、ぜひお手にお取りください。
第25回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展が、9月16日(金)~26日(月)までお台場の日本科学未来館で開催されます。私は、アニメーション部門の審査員としてかかわらせていただきました。受賞作品の上映会は、サテライト会場で、無料で観ることができます。
アニメーション部門大賞は、イランのカレイ監督『第四の壁』。この短編は、ぜひ見てほしいです。
優秀賞は、山村浩二監督『幾多の北』、明石家さんまプロデュース・渡辺歩監督『漁港の肉子ちゃん』、イスラエルのカンター監督『Letter to a Pig』、そして夏目真悟監督のテレビアニメ『Sonny Boy』。
ソーシャル・インパクト賞は、見里朝希監督のパペットアニメ『PUIPUIモルカー』。
新人賞は、