シンガポールSVで学んだこと
~シンガポールにおける日本ポピュラー文化の受容~
人間文化課程 須川ゼミ4年 岡田素直
私は、シンガポールSVを通じて、アニメ等の日本文化がシンガポールでいかに受容・消費されているか学びました。
シンガポールは、日中米の文化が入り混じる独自の文化を持つ国です。中国思想の影響を受けつつ、アメリカンコミックやそのグッズが商店に並び、日本のアニメグッズを扱う専門店もシンガポール市内に複数存在します。
私達はシンガポール国立大学やSingapore Institute of Managementの日本アニメ・漫画愛好する学生と交流する機会を持ち、実際の彼らのオタク活動について質問した他、街のオタクショップに関する情報も得ました。彼らによれば、テレビで日本のアニメが普通に放映されている事や、インターネットで見られるファンサブ(ファンによって字幕をつけられたアニメ動画)の拡大によって、シンガポールにおいても日本の漫画・アニメ文化は広く普及しているとの事でした。私達の滞在期間中にも、現地の映像配給会社主催で日本のアニメ映画を上映 ...