2015年11月16日
2016年2月6日「2.5次元文化に関する公開シンポジウム」を開催します
2.5-D Musicals and Live Theater

2015年2月5日(2.5次元の日!)に、馬車道のYCC(横浜創造都市センター)で開催した、第一回「2.5次元文化に関する公開国際シンポジウム〜2.5次元ミュージカルとコスプレにおける女性の文化実践〜」に続き、今年度もシンポジウムを開催します。

テーマ:「2.5次元文化に関する公開シンポジウム〜声、キャラ、ダンス〜」
http://facebook.com/2.5dculture
日時:2016年2月6日(土)13:00〜16:00(予定)*今年は会場の関係から、2.5次元の次の日になっています。
場所:横浜国立大学(詳細な場所は後日お知らせします)
http://www.ynu.ac.jp/access/index.html#ind-01
登壇者:田中東子(大妻女子大学文学部 准教授)
    藤原麻優子(早稲田大学演劇博物館研究員)
モデレーター・司会:須川亜紀子(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 准教 ...

2015年10月17日
「ミュージカル美少女戦士セーラームーン」鑑賞感想1
2.5次元ミュージカル・ライブシアター
「ミュージカル美少女戦士セーラームーン」鑑賞感想1

ぽぷすた2年の阿部くんが、2.5次元ミュージカル「美少女戦士セーラームーン Un Nouveau Voyage」の感想を寄せてくれました。


9月、渋谷にあるAiiA 2.5 Theater Tokyoでミュージカル「美少女戦士セーラームーン」を観賞してきた。


 まず、観賞をする前に、感じたことをいくつか挙げていきたい。一つ目は、案の定、圧倒的な女性ユーザー数。会場に入る前に、少しの時間会場の外で、お客さんのようすを観察していたところ、来る人来る人みんな女性であり、ほとんど男性の方は見ることができなかった。前学期では、ミュージカル「テニスの王子様」を見に行った際には、ちらほらと男性のお客さんを見ることができたのを覚えていたので、やはり、原作のファン層などが関係しているのかなと感じた。また、二つ目は、タキシード仮面を演じる、大和悠河さんのファンの面白さ。おそらくだが、セラミュに初めて行った人が、必ず驚いてしまうと思われるのは(実際に僕も驚きました)、一般の入り口の他に、大和さんのファン用の入り口が用意され ...

2015年10月12日
鑑賞「ミュージカル美少女戦士セーラームーン〜Un Nouveau Voyage〜」
2.5-D Musicals and Live Theater

9月、ぽぷすた有志で「ミュージカル美少女戦士セーラームーン〜Un Nouveau Voyage〜」を鑑賞してきました。渋谷AiiAシアターは、すっかり2.5次元ミュージカル、ライブシアターの聖地として定着した感じです。

「ミュージカル美少女戦士セーラームーン〜Un Nouveau Voyage〜」が、他の2.5次元ミュージカルと少し異なるのは、キャストがすべて女性が演じていること。そして、タクシード仮面やこの回に初登場するセーラーウラヌス、セーラーネプチューンなども元宝塚女優さんで、ミュージカル女優と、普通の舞台女優、そしてこのセラミュでデビューした女優さんたちが混合していることでしょう。

もちろん、宝塚と2.5次元ミュージカルは様式が異なっているのですが、その舞台内のハイブリッド性はおもしろい均衡を生み出しています。2.5次元で特徴的なのは、1つは、アニメ・漫画のキャラが、現実に動いているような感覚を得られることです。それは、アニメの声に似せたり、ビジュアルを似せたり、仕草をアニメのものに近づけたり ...

2015年9月20日
3rdシーズン「ミュージカルテニスの王子様」対聖ルドルフ 鑑賞報告2
2.5次元ミュージカル・ライブシアター

9月11日、「3rd ミュージカルテニスの王子様 青学vs聖ルドルフ」を観劇した。今回で私はテニミュ3度目の観劇となる。初めて見たのは去年の7月の2nd公演。今回と同じく、須川先生と同行させていただいた。初めて観る2.5次元ミュージカルは驚きの連続で、それからというもの、テニミュの魅力にとりつかれ、3rd公演が決まったときは踊り狂って喜んだのであった。




3rdの公演に関しては、今年の5月に「青学vs不動峰」を観劇している。4ヶ月ぶりとなる今回の観劇で感じたものは、やはりキャストの成長である。ファンがテニミュの魅力について口をそろえて言うのは「キャストの成長を見守る楽しさがある」ということだ。今回の観劇で私も改めてそれをひしひしと感じた。何ヵ月も同じ役を演じてきたキャストは、素人目から見てもはっきりとわかるくらいに歌もダンスもめきめきと上達しており、非常に感慨深いものがあるのだ。私たちファンは、まるで子の成長を見守る親のような気持ちになってしまう。キャストにとっては、歌やダンス等の技術だけではなく、役の演じ方、役との向き合い方、仲 ...

2015年9月10日
2.5次元ミュージカル『帝一の國2』 鑑賞レポート2
2.5次元ミュージカル・ライブシアター
ぽぷぜみの清水桃香さんが、『帝一の國2』の鑑賞レポートを寄せてくれました。
************************************** 最近、立て続けに行われる実写化に少々抵抗を感じる中、個人的に2.5次元ミュージカルにも当初はあまり良い印象はなかった。そんな私が初めて日本のミュージカルに出向いた。それが『帝一の國』であった。
今回は2章目ということもあり、開演してすぐに1章のあらすじを、オールラウンダ―ズの俳優陣が分かりやすく説明をしていた。まず私が感動したのが、そのオールラウンダ―ズたちである。オールラウンダーズとは複数の役を1人が行うことであり、彼らは場面が変わるごとに衣装だけでなく、口調やキャラクターも変えて何度も別人になって登場を繰り返していた。そのクオリティーの高さと、エキストラがたくさん居る様に錯覚を起こさせることなど、視覚的にも驚きの連続であった。
メインの俳優陣も曲に合わせて踊るシーンでは、自身のキャラクターを崩さず、バラバラで個性を出しつつ、綺麗に統一されたダンスと歌を披露した。例えば森國役の大河元気は役 ...
須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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