魔法少女アニメの受容と少女文化史をあつかった拙書『少女と魔法ーガールヒーローはいかに受容されたのか』(NTT出版、2013年)が、電子書籍化されました!
2刷りで品切れとなり、中古市場では1万円の値が付く始末。これでは、読んでもらえませんよね。。。アニメイベントなどでことあるごとに、「読みたいけど、(中古が)高いから読めない」、「なぜKindleになっていないの?」などのご意見をいただき、大変申し訳なく思っていました。最近もアニメとジェンダーの講演依頼が多く、先日も「『少女と魔法』は買えなかったので、図書館で借りてきました」とご担当者の方に言われ、わざわざ図書館まで調べに行って下さったのか、と恐縮する日々。
しかし、やっとKindleで読めるようになりました。関係者のみなさまのご厚意に心より感謝いたします。出版10周年記念として、 ...
6月15日付の朝日小学生新聞に、「ひろがるスカイ!プリキュア」に関するインタビュー記事(「現実より進んだ世界 だれもが!?プリキュア」記事内)が掲載されました。「プリキュア」シリーズは、来年で20周年になります。この20年間、常にいろいろな子供たち、主に少女たちの表現に挑戦している作品群ですが、現在放送中の「ひろがるスカイ!プリキュア」には、レギュラーのプリキュアに男の子(正体は人間に変身できる鳥)や18歳のプリキュアも登場して、ダイバーシティ表現が目立っています。
池袋のシアターミクサで上演中の「アグレッシブダンスステージ『DEAR BOYS』」を鑑賞。原作は、八神ひろきの同名マンガ(1989〜97)で、2003年にはアニメ化もされているバスケットボールを題材にした人気作品。実は2007年にミュージカル化されていて、2.5次元舞台の代表ともいえる『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』2003年〜)と同時期に上演されていた、スポーツマンガ・アニメ原作舞台なのだ。2007年の舞台は実際に見に行けなかったけれど、実際のバスケットボールを使った舞台だったと聞いていて、今回の舞台はどうなるんだろう、と期待が高まる。
球技を扱ったマンガ・アニメ作品の舞台化は、古くは『巨人の星』などがあるが、最も難しいのが球の扱いだろう。実際、『巨人の星』の舞台では、野球の球の演出がかなり難しかったという。そうした困難を乗り越えて、球を光のピンスポットで表現して成功 ...
2023年6月24日(土)町田市民フォーラムで「アニメのヒーロー、ヒロインとジェンダー ースーパーマンの時代から鬼滅の刃の現代まで」と題し、講演を行います。男女共同参画週間記念講演会ということで、アニメの中で活躍するヒーローや、ヒロイン(ガールヒーロー)がどのように変化していったかを概観し、男女共同参画について考えます。詳細はこちら。