大学院1年生 女性 F・H
「漫画やアニメの物語が画像・映像ではなく、目の前に実現している!」。そのような思いがきっかけに、アニメ・マンガを題材にした舞台を見始め、好きになりました。これまでは主にスポーツマンガを題材にした舞台を視聴していますが、今回はそれ以外のジャンルの作品を見る機会をいただきました。さらに、今回は好きな作品である『鬼滅の刃』の舞台なので、そのマンガとアニメも視聴しており、舞台のほうはどのような新たな視聴経験を与えてくれるかとドキドキの気持ちで劇場に行きました。
席に着いた後、ステージのセット、音楽、室内を充満した霧のようなものによって、私はもはや物語の世界に引き込まれました。今回の遊郭編は原作でも印象に残った物語で、コメディー、ドラマ、サスペンス、アクションの要素が含まれており、「舞台のほうはうまく表現できるのか?」という心配がありました。しかし、公演が始まった瞬間にその心配は消えました ...
スタジオ(プレゼミ)の学生たちと、舞台『鬼滅の刃』其の肆 「遊郭潜入」を鑑賞しました。無印から其の参「無限夢列車」まで主役竈門炭治郎をつとめていた小林亮太さんから、阪本奨悟さんに変わったこの舞台「遊郭潜入」編は、スケールの大きい戦闘が繰り広げられる、原作でもアニメでも人気のある物語。それがどう表現されるのかと思っていましたが、もう劇場に入るといきなり遊郭の中!(写真参照)。開演5分前まで写真OKとのことで、セットの写真を撮っていたら、お客さんたちがわんさかあらわれ、開演前からわたしたち観客も遊郭の賑わいの中にいつの間にか入っていました。
コメディー風の前半部、死闘を繰り広げるシリアスな後半部、そして妓夫太郎と堕姫(うめ)の回想シーンなど、見どころが次々とやってきて、あっという間の2時間強。「何度生まれ変わっても・・」のシーンが、原作 ...
さる8月19,20日に横浜国立大学で開催された、日本アニメーション学会設立25周年記念第25回大会with SASは、大成功で終了いたしました。思い返せば約2年前、25周年記念で会長として目標にかかえていた「学会の国際化の推進」を、大会の国際大会化という形でできないかと思い立ち、アニメーション研究で世界一の規模の学会国際アニメーション学会(Society for Animation Studies)の会長にメールを送ってみたのが事の発端でした。こんな規模の小さい日本の学会とのコラボなど、どう思われるかなと恐る恐る(でも、SAS会員の友人を通じて、少し内情を教えてもらいつつ)、25周年記念大会を行うので、なにかコラボイベントを考えられないかと提案しました。すると、意外にも「すばらしいアイデアだ!」と返事をいただき、その後会長のクリス・パラント先生とJ ...
先日朝日小学生新聞に「ひろがるスカイ!プリキュア」などのインタビュー記事が掲載されましたが、今度は朝日中高生新聞にも掲載されました。
男の子のレギュラープリキュア、18歳の保育士を目指すプリキュアなど、多様なキャラクターが描かれる「ひろプリ」。自分らしく生きることの大切さを教えてくれる作品です。
学生からの感想、第3弾です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(大学院2年 Hさん)
現実には存在しない魔法や、現実ではありえないほどの馬鹿力を舞台上で表現する。突拍子もないフィクションの設定を「舞台」という3次元の世界に召喚した時に、どうなってしまうのだろうか。人生初の2.5次元舞台観賞、私はそんなワクワク・ソワソワした気持ちで会場に足を運びました。
開演。煌びやかな舞台セットを背景に、魔法学校の生徒たちによる歌とダンスで一気にミュージカルの世界に引き込まれました。これは「舞台」。目の前で歌を歌いダンスを踊っているのは間違いなく生身の人間なのに、「『マッシュル』のみんなが動いている!」と感じたのがとても不思議な感覚でした。
「こんなのあり!?」と最初に心を掴まれたのは、主人公マッシュとその父親に ...