2018年5月28日
学会発表 Mechademia国際学会 in 京都国際マンガミュージアム
2.5D プロジェクト
学会発表 Mechademia国際学会 in 京都国際マンガミュージアム
2.5次元文化研究プロジェクトチームで、初の本格的な学会発表を、Mechademia国際学会で行いました(使用言語は英語)。アメリカに本拠を置くこの学会は、アメリカでも大会を開いていますが、アジアでも大会を開き、日本は二年ぶりとなります。 今年の大会テーマは Manga Nexus: Movement, Stillness, Media でした。 私たちのパネルは、最終日5月27日午後にあり、発表題目は以下の通りです。 Akiko Sugawa-Shimada “Constructions of 2.5-dimensional Culture as Participatory Culture and the Community of Preference in Japan” Hosei Iwashita “‘Character’ in 2.5-D Theatrical Plays: From the Perspective of Manga Studies” Satofumi Kawamura “The A ...
2018年5月03日
ミュージカル「陰陽師」~平安絵巻~ in 上海
2.5D プロジェクト
ミュージカル「陰陽師」~平安絵巻~ in 上海
4月14日、科研費プロジェクトの一環で、プロジェクトメンバー2名とともに上海に行って来ました。上海では、ミュージカル「陰陽師」~平安絵巻~の公演があり、主催者(株)ネルケプランニングの子会社である(株)NELKE CHINA 取締役兼中華圏経営責任者 譚 軍(タン・グン)氏にお話しをうかがうことができました。 (株)Nelke Chinaさんは2014年9月に設立され、中国、台湾、香港、マカオ、マレーシア、シンガポールなど中華圏での2.5次元舞台発展をめざし、舞台公演の企画提案や制作業務のほか、ファンミーティングも開催しているとのことです。Nelke Chinaの会員数は約3万人とのことで、かなりのファンがいることがわかります。これまでもライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」シリーズや『ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス-』など、中国、中華圏で非常に人気の高いコンテンツが、さらに舞台としても大成功をおさめています。 今回非常に興味があっ ...
2018年1月29日
[2.5次元舞台鑑賞報告] 舞台けものフレンズ
2.5次元ミュージカル・ライブシアター
[2.5次元舞台鑑賞報告] 舞台けものフレンズ
2018年1月に、国立シンガポール社会科学大学のJoel Gn先生を招聘し、2.5次元文化についての研究会、講義、ワークショップを開催していただきました。グン先生は、メディア学を専門とし、日本のカワイイデザインが、アジア諸国でどう消費され、それがメディアエコロジーの中でどのように機能しているか、をお話しくださいました。 そして、人生初という2.5次元舞台にお連れしました。それが、アニメで大ブレークした、メディアミックスプロジェクト「けものフレンズ」の舞台です。この舞台の特徴は、アニメの声優さんが、ほぼそのままの役で舞台に出ているため、声という媒介物が2次元と3次元を直接接続しているという点です。 AiiA2.5次元シアターでの上演でしたが、今回は字幕メガネの設定がなく、日本語が完全ではないグン先生がどのくらい楽しめるのか不安でした。物語は、アニメとは少し異なるオリジナル脚本。サーバルキャットのサーバルちゃんを中心に、ペン ...
2017年11月23日
2.5次元文化に関するアンケートへのご協力のお願い
2.5D プロジェクト
2.5次元文化に関するアンケートへのご協力のお願い
アンケート調査へのご協力のお願い 私たちは「アニメ、マンガ、ゲームなどの2次元の世界と現実の3次元の間にあるもの」=「2.5次元」文化事象に対する学術的調査・研究を行っている研究者のプロジェクトチームです。今回は、「2.5次元」コンテンツの広がりや楽しまれ方に光を当てる目的で、「2.5次元」に関する意識や行動についてアンケート調査を行っています。よろしければぜひご協力ください。 リンクはこちら。(上記QRコードでもリンクへ飛べます) アンケートの個人情報取扱などに関する情報は以下の通りです。(アンケートを終えると読めなくなりますので、こちらに再掲します)  アンケートは匿名での回答が可能です。(※任意でご連絡先等をお聞きする箇所があります。通信はSSL暗号化されています)  いただいた情報は厳重に管理し、調査終了後は迅速に削除いたします。調査結果は学会での学術発表、各種刊行物として使用させていただきますが、個人が特定されるような情報は公開い ...
2017年10月28日
【観劇報告】ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」進化の夏
2.5D プロジェクト
【観劇報告】ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」進化の夏
東京ドームシティで行われた、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」進化の夏(以下、「ハイステ」)、を観劇して来ました。初演からずっと観ているこのシリーズですが、毎回変わる演出に驚かされます。今回の大きな変化は、女性キャラクターが登場したこと、スクリーンの登場と使いかたの変化(その代わりなのか、八百屋は無くなった)でしょう。 *ネタバレ注意 これまで、「ミュージカルテニスの王子様(以下、テニミュ)」はじめ、スポーツを描いた少年漫画系原作の舞台では、「チーム男子」、つまり女子のいない空間(女性役は男性キャストが、女性ではないとわかるように演じる)が特徴的でした。原作に女性キャラが出てくるが、あえて「チーム男子」にしているのは「テニミュ」、舞台「弱虫ペダル」、そして「ハイステ」第1、2弾などでした。(「ただし「ハイステ」は女性キャラは舞台外にいるという設定で、男性キャストが演じることはなかった)。 今回は、バレー部マネージャーの清水潔子、新米マネージャーの谷地仁花、メンバーの一人田中の姉、田中律子が登場。舞台狭しとキャラクターが増殖したことで、と ...
須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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