2015年6月06日
日本アニメーション学会第17回大会 テーマ「アニメーションとジェンダー」
お知らせ
日本アニメーション学会第17回大会 テーマ「アニメーションとジェンダー」

2015年6月13日(土)、14日(日)に、横浜国立大学にて、日本アニメーション学会第17回大会が開催されます。大会テーマは「アニメーションとジェンダー」です。

2015年アニメーション学会大会は、単独主催としては 初めて国立大学で行われることになりました。国立大学の 役割が文部科学省から厳しく問われている近年、人文学 系への風当たりは年々強くなっています。そんな中、日本 アニメーション学会の大会を横浜国立大学で開催させて いただくことに、大いなる希望と責任を感じています。 大会のテーマは、「アニメーションとジェンダー」です。ア ニメーション研究の中で、ジェンダーの問題は重要な論点 の一つです。たとえば、商業アニメは、ターゲット視聴者別 (男児・女児向け、少年・少女向け、成人男性・女性向け など)の作品制作がなされてきた一方、昨今は、少子化や ジェンダー平等の浸透などにより、そうしたジェンダー区分 や意味自体が問われてきています。また、ポストフェミニズ ム時代の現代において、ジェンダー規範の呪縛から解放 され、美=パワーとして女性のエンパワメントが提唱さ ...

2015年4月27日
情報発信アニメーション「今、ふたりの道」—アニメジャパンの宮城県ブース
アニメ、マンガ
ANIME JAPAN2015(http://www.anime-japan.jp)は、3月21〜22日に開催され、12万人以上の参加があり、大盛況だったようだ。いろいろなブースを見て回る中、宮城県のブースは他と少し違っていた。宮城県のブースでは、県が主催している「宮城・仙台アニメーショングランプリ」の受賞作品の展示と合わせて、復興情報発信アニメーション「今、ふたりの道」が上映されていた。その制作を手がけた株式会社旭プロダクション スタジオマネージャーの行貞公博氏がインタビューに答えてくださった。 東日本大震災から4年が経ち、被災地では復興が進んでいると思われているが、現状宮城県の海岸沿いでは、まだまだ復興というには程遠い。被災者以外の震災の記憶が薄れつつある中、情報発信アニメを宮城県から依頼され、短編アニメーション「今、ふたりの道」を制作したという。3月11日より4月までニコニコ動画にて配信された(現在は終了している)。 動画説明によると、「この作品は、復興途上である現実を描き、また、これまでの復 ...
2015年3月15日
2.5次元文化に関するシンポジウムを開催
お知らせ
2.5次元文化に関するシンポジウムを開催

2015年2月5日に、2.5次元文化を考えるシンポジウムを開催しました。あいにくの雨でしたが、会場には約130人の方が足を運んでくださり、大好評をいただきました。

 

「2.5次元文化に関する国際シンポジウム~2.5次元ミュージカルとコスプレにおける女性の文化実践~」

 

2015年2月5日に2.5次元文化に関する国際シンポジウムを開催しました。

2.5次元文化とは、現代ポピュラー文化(アニメ、マンガ、ゲーム)の虚構世界を現実世界に再現し、虚構と現実の曖昧な境界を享受する文化実践のことを指します。具体例として、コスプレやマンガ等を原作としたミュージカル(ミュージカル『テニスの王子様』、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」等)、コンテンツツーリズムなどがあり、若者を中心に海外でも積極的消費がなされています。しかし、学術的な研究は追いついておらず、若手研究者中心に領域横断的な研究が散見されるのが現状です。

 
本シンポジ ...

須川亜紀子
須川亜紀子
Akiko Sugawa-Shimada
横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授
Professor, Department of Urban Sciences/ Institute of Urban Innovation Yokohama National University
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